サウジアラビア基本情報

【基本情報】サウジアラビアってどんな国?

神秘のベールに包まれてきたサウジアラビアが、いま大きく変わり始めています。

かつては限られた人しか訪れることができなかったこの国が、観光客の受け入れを開始し、伝統と革新の融合という新たな一面を打ち出しています。

この記事では、サウジアラビアの基本情報をはじめ、文化や日本との関係についても紹介しています。

“知られざる世界”を覗いてみてください。

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▼サウジアラビアの観光情報はこちらの記事で紹介しています

サウジアラビアはどこにある?

サウジアラビア地図
サウジアラビアは中東に位置する国で、アラビア半島の大部分を占めています。北はヨルダンやイラク、東はペルシャ湾、西は紅海に面しています。

面積は日本の約5.7倍もあります!

サウジアラビアの基本情報

King Abdulaziz Center for World Culture

国名 サウジアラビア(Saudi Arabia)
首都/主要都市 リヤド
共通語 アラビア語(英語も広く使用されています)
宗教 イスラム教(スンニ派が多数)
通貨 サウジアラビアリアル(1リアル=38.23円※2025.4現在)
チップ 基本的にチップは必要ありません

サウジアラビアと日本の時差

サウジアラビアと日本の時差は6時間です。日本の方が6時間進んでいます。(日本が16:00のときサウジアラビアは10:00です)
サマータイムはありません。

日本からの行き方

日本からサウジアラビアへは直行便がないため、中東(ドバイ・カタール・ドーハなど)を経由するのが一般的です。
所要時間は約13~16時間程度かかります。

サウジアラビア空港

リヤド(キング・ハーリド国際空港)、ジェッダ(キングアブドゥルアジズ国際空港)、ダンマーム(キング・ファハド国際空港)、メディナ(プリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港)、アルウラ国際空港など、サウジアラビアには複数の国際空港があります!

観光入国の条件

パスポートの有効期限

残存有効期間:入国時に有効期限が6カ月以上/旅券の未使用査証欄は見開き2頁以上

ビザ(査証)

ビザ(査証)またはe-Visa(電子査証)を取得する必要があります。
ビザは、e-Visaポータルまたは、サウジアラビアの空港到着時に取得することもできます。

e-Visaは1年間有効で何度も入国可能で、1回の訪問で最大90日間滞在することができます。

また、ビザにはサウジアラビア国内での医療保険が含まれています。(医療保険加入が義務付けられているためビザ申請の際に加入するようになっています)

入国時の注意点

サウジアラビアでは、以下の物の持ち込みは禁止されています。

  • アルコール類(免税品も含む
  • 豚肉製品(成分含有の食品や革製品も対象)
  • 偶像(宗教的なもの)
  • ポルノ雑誌(一般誌の水着写真も不可)

サウジアラビアは厳格なイスラム教の国です。お酒を飲むことはできません。
日本から経由便で入国する場合、経由地以降の機内でもお酒の提供はありません!

天気と気温・ベストシーズン

マラヤコンサート
サウジアラビアには四季があり、冬は冷え、夏は気温が40℃を超える日が続くなど、厳しい暑さに見舞われます。
地域ごとに気候の差があり、一日の中でも朝晩と日中の気温差が大きいのが特徴です。
観光のベストシーズンは、暑さが和らぐ11月から3月ですが、標高の高いアシール地方は年間を通じて涼しく、特に夏の避暑地として人気があります。

春(3月中旬~6月中旬)

爽やかな気候。北部は夜15℃以下になることも。中央〜南部は20℃前後と暖かく、平均気温は20℃前後と過ごしやすいです。

夏(6月中旬~9月中旬)

南西部の高地を除き、日中は平均45℃前後と砂漠の暑さです。早朝は穏やかで、マリンスポーツに適していますが、砂漠のアクティビティなどは制限されます。

秋(9月中旬~12月中旬)

高地では涼しい風が吹き、過ごしやすいです。ジェッダのコーニッシュエリアの散策や、アハサーのオアシス観光に最適な時期です。

冬(12月中旬~3月中旬)

日中は穏やかで夜は涼しく、アウトドアや都市観光におすすめのベストシーズンです。北部の山では雪が降ることもあります!

サウジアラビアの世界遺産

文化遺産

アル=ヒジュルの考古遺跡(マダイン・サーレハ)(2008年登録)


サウジアラビアラビア初の世界遺産で、ナバテア王国の南端の都市遺跡。保存状態の良い墓や岩彫刻が特徴です。

ディルイーヤのツライフ地区(2010年登録)

ディルイーヤ
サウジ王国発祥の地であり、18世紀に建設されたナジド建築の要塞都市。

歴史都市ジッダ(メッカの玄関口)(2014年登録)

アルバラド
紅海沿岸の港町で、巡礼者の玄関口として栄えた旧市街が保存されています。

ハーイル地方の岩絵群(2015年登録)

ジュッバとアル=シュワイミスにある1万年以上前の岩絵で、人や動物の姿が描かれています。

アハサー・オアシス、進化する文化的景観(2018年登録)

アハサーオアシス
世界最大級のオアシスで、農業や都市の発展とともに形成された文化的景観です。

ヒマー文化地域(2021年登録)

ナジュラーン地方にある岩絵や碑文が残る遺跡群で、古代のキャラバンルート上に位置します。

アル=ファウの考古遺跡(2023年登録)

リヤド州南部にある古代都市遺跡で、交易路の要衝として栄えました。

自然遺産

ウルーク・バニ・マアリド自然保護区(2023年登録)

世界最大の砂漠「ルブアルハリ」の西端に位置し、アラビアオリックスなどの希少な動植物が生息する保護区です。

サウジアラビアの文化

預言者のモスク
サウジアラビアの文化は、イスラム教を基盤にした伝統と現代文化が共存する独自の魅力があります。

イスラム教が生活の中心

サウジアラビアはイスラム教の聖地「メッカ」と「メディナ」がある国で、国民の多くがスンニ派のムスリムです。1日5回の礼拝(サラート)やラマダン(断食月)など、信仰が日常生活に深く根付いています。

伝統的な服装と男女の役割

公式の場では、男性は「トーブ(白い長衣)」、女性は「アバヤ(黒い長衣)」を着るのが一般的です。以前は女性の行動が厳しく制限されていましたが、近年は改革が進み、女性の社会進出や観光客向けの柔軟な対応も見られるようになっています。

おもてなし文化とアラビアの習慣

訪問客にはアラビックコーヒー(ガフワ)とデーツ(ナツメヤシの実)をふるまう伝統があります。家族や部族の絆を大切にする文化で、人とのつながりや敬意を重んじる姿勢が強く表れています。

未来に向け進化するサウジの文化

King Abdulaziz Center for World Culture

eスポーツの新拠点に

サウジアラビアは「eスポーツの世界的ハブ」を目指しており、国家主導で「Savvy Games Group」という大規模投資機関を設立しました。
毎年「Gamers8」などの世界規模のeスポーツ大会をリヤドで開催し、賞金総額はなんと数十億円規模!
日本のeスポーツチームやコンテンツとのコラボも期待されています。

スター選手が集まる世界注目のサッカーリーグに

サウジアラビアは自国リーグ「サウジ・プロリーグ」に、ベンゼマなどの世界的スターを次々と迎えることでリーグの国際的注目度が急上昇。放映権も世界各国に広がっています。
2034年のFIFAワールドカップの開催国にも決まり、サッカーによる国際的ブランディングを推進中です。

中東の新たなモータースポーツ聖地に

2021年からF1サウジアラビア・グランプリが開催され、ジェッダ市街地コースで行われるナイトレースは迫力満点です。
今後、リヤド近郊の「キディヤ」に常設サーキットを建設予定で、F1を中心としたモータースポーツの拠点として発展中です。

サウジアラビアと日本の関係

ブルーバード
サウジアラビアと日本は、エネルギーだけでなく、文化・人づくり・未来の技術においても、パートナーとして強い関係を築いています。2025年は国交樹立70周年の記念の年です!

エネルギーと経済での長年の信頼関係

サウジアラビアは、日本にとって最大級の原油供給国であり、1955年の国交樹立以来、エネルギー分野を中心に強い経済的パートナーシップを築いてきました。

2017年に策定された「日・サウジ・ビジョン2030」を通じて、再生可能エネルギー、インフラ、観光、医療など多分野で協力が進んでいます。

アニメをきっかけに広がる文化と人材交流

サウジアラビアでは、日本のアニメやマンガが子どもの頃から親しまれており、ドラゴンボールやキャプテン翼などは世代を超えた人気作品です。近年は特に「ワンピース」の人気が高いそうです。
こうした日本のポップカルチャーが、日本語や日本文化への興味を高めるきっかけになっています。

近年では、アニメイベントやコスプレ文化も広がり、サウジの若者たちが日本を「憧れの国」として捉えるケースも増加中。日本に留学する学生や、日本企業での研修を希望する若者も多く、文化から始まる人と人のつながりが、未来の交流を生み出しています。

2024年に発表された世界初の『ドラゴンボール』テーマパークの建設は、日本のコンテンツがサウジアラビアの人々に深く受け入れられている証です。
首都リヤド近郊の「キディヤ・シティ」に建設されるこの施設は、サウジの国家プロジェクト「ビジョン2030」の一環でもあり、観光促進と国際的な文化交流を象徴する新しいかたちのパートナーシップといえます。

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