かつては“遠く閉ざされた国”というイメージが強かったサウジアラビアですが、今では自由に旅行できるようになりました。
この国で出会えるのは、多くの人がまだ知らない中東の豊かさと意外性です。
この記事では、サウジアラビア旅行のイメージが沸くように、入国情報から治安、観光スポット、グルメ、お土産まで詳しく紹介しています。
“次に行きたい旅先”として、サウジアラビアが気になり始めたあなたにぴったりの内容です!
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もくじ
サウジアラビアの基本情報
国名 | サウジアラビア王国 (Kingdom of Saudi Arabia) |
---|---|
首都/主要都市 | リヤド |
共通語 | アラビア語 (英語も広く使用されています) |
宗教 | イスラム教(スンニ派が多数) |
通貨 | サウジアラビアリアル(1リアル=38.23円※2025.4現在) |
日本との時差 | 日本が6時間進んでいます |
チップ | チップの習慣はありません |
お酒 | ホテル含め、現地では一切飲むことができません(持ち込みも不可) |
▼こちらの記事で、サウジアラビアの基本情報を詳しく紹介しています。
サウジアラビアの文化や日本との関係も解説しているので、ぜひあわせてチェックしてください★
サウジアラビア入国の条件
日本国籍の方が、サウジアラビアへ観光で渡航する場合、パスポートの残存有効期間は入国時に6カ月以上必要です。
ビザ(査証)またはe-Visa(電子査証)を取得する必要があり、事前にオンラインでe-Visaを申請することができます。サウジアラビアの空港でもビザを取得することができますが、オンラインで申請した方が料金は安いです(約17,000円)
e-Visaは1年間の有効期間があり、1回の訪問で最大90日間滞在することができます。期間内は何度でも入国可能です。
また、ビザには医療保険が付帯しています。サウジアラビア国内のみの保険適応になるため、別途ご自身で海外旅行保険へ加入することをおすすめしています。
サウジアラビアの治安
サウジアラビアは治安の良い国として知られています。犯罪率は非常に低く、お酒の提供や販売が禁止されているためか、街の雰囲気もとても穏やかです。
夜遅くでも子どもが公園で遊んでいたり、女性が一人で歩いている姿も見かけるほど安心感があります。
また、街中はごみ一つなく美しく整備されており、公共トイレも常に清潔に保たれています。清掃スタッフが常駐し、利用ごとに掃除をする場面も珍しくありません。
ただし、観光客を狙った軽犯罪には注意が必要ですので、基本的な防犯意識は忘れずに行動しましょう。
女性の服装や行動の制限
かつては観光客を含め、女性の行動には多くの制限がありましたが、近年では社会進出とともに状況が大きく変わりつつあります。
【服装】
以前はアバヤ(黒い長衣)の着用が一般的でしたが、現在では観光客に強制されることは少なくなっています。とはいえ、極端に肌を露出する服装(短いスカートやノースリーブなど)は避けましょう。
メディナなどの宗教的に厳格な場所を訪れる際はアバヤの着用が推奨されます。男性はTシャツやチノパンで問題なく、男女共にサンダルの着用もOKです。
【ホテル・レストラン】
以前は男女で出入口が分かれていたり、未婚カップルの宿泊に制限があることもありましたが、現在は観光客に対してほぼ制限はありません。ただし、観光客の少ない地域を訪れる際は、事前の確認がおすすめです。
また、ホテルのプールやスパ、フィットネスなどは男女別の利用時間が設けられていることが多く、公共のビーチなどで水着になることはできませんのでご注意ください。
サウジアラビアの有名なもの
イスラム教の聖地巡礼
サウジアラビアには、イスラム教最大の聖地であるメッカとメディナがあります。毎年世界中から数百万人の巡礼者が訪れる「ハッジ(大巡礼)」は、イスラム教徒にとって人生で一度は果たしたい宗教行事。
巡礼期間中は国内の交通や宿泊が非常に混雑するため、観光目的での訪問には注意が必要です。
砂漠・海・山
「砂漠の国」というイメージが強いサウジアラビアですが、実は自然の多様性にも富んでいます。
広大なルブアルハリ砂漠では星空キャンプが人気。紅海に面したジェッダではスノーケリングやマリンスポーツ、高地アシール地方は涼しい気候で緑豊かな山岳風景を楽しむことができます。
スポーツイベント
近年、サウジアラビアはスポーツイベントの誘致に力を入れており、F1グランプリやプロサッカーリーグのスター選手の獲得、eスポーツ世界大会の開催などで注目を集めています。
国家プロジェクト「Vision 2030」の一環として、観光とエンタメ分野の強化を進めており、世界的なイベントを通じてサウジアラビアの新たな魅力が発信されています。
サウジアラビアの有名な場所は?
サウジアラビアの首都「リヤド」
政治・経済の中心地でありながら、近代的な都市開発が進む未来型都市でもあります。高層ビルが立ち並び、ショッピングモールやレストランも充実しています。
サウジアラビアで唯一メトロが通っている都市なので、個人旅行でも観光しやすいです。
観光スポット
- キングダムセンター(Kingdom Centre)
- サウジアラビア国立博物館(National Museum of Saudi Arabia)
- マスマク宮殿(AI Masmak Palace)
- タイバマーケット(Souq Taibah)
- アルラジ・グランド・モスク(Al Rajihi Grand Mosque)
足を延ばして…
リヤド郊外にある「ディルイーヤ」はリヤド滞在中に必ず訪れたい場所。
また、リヤドから車で約3時間30分の「アハサー」には、世界最大のオアシス地帯があります。
サウジアラビアの港町「ジェッダ」
紅海沿岸に位置するジェッダは、サウジアラビアの港町として古くから商業の中心として発展してきました。
美しい海とコーニッシュと呼ばれる海沿いの散策道が人気で、リゾート気分を味わえる都市です。
昔ながらの景色が広がる旧市街「アル・バラド」は、世界遺産にも登録されています。
観光スポット
- アル・バラド(Al-Balad)
- ファハド王の噴水(King Fahd Fountain)
- タイバット博物館(Tayebat Museum)
- ホームグローン・マーケット(Homegrown Market)
足を延ばして…
イスラム教の2大聖地「メディナ」はジェッダから高速鉄道で約2時間。何百万人ものイスラム教徒が巡礼に訪れる「預言者のモスク」は圧巻です!
王族の避暑地として有名な「ターイフ」はバラの栽培が盛んです。
古代アラビアのオアシス「アルウラ」
サウジアラビア北西部に位置するアルウラでは、歴史と自然が織りなす壮大な景観を楽しむことができます。
ナバテア王国時代の遺跡「マダイン・サーレハ」は世界遺産にも登録されており、巨大な岩山や彫刻、古代の墓が点在しています。
自然との調和を活かしたラグジュアリーリゾートやアートフェスティバルも開催され、近年注目を集めています。
観光スポット
- へグラの考古遺跡(マダイン・サーレハ/アル・ヒジュル)
- ダダン(Dadan)
- ジャバル・イクマ(Jabal Ikmah)
- エレファントロック(Elephant Rock)
- アルウラ・オールドタウン(AIUla Old Town)
- マラヤ・コンサートホール(Maraya Concert Hall)
足を延ばして…
紅海やヨルダン国境に近い「ダブーク」は、古くは巡礼路や交易路として栄えた街。現在は観光・経済開発が進む地域です。
サウジアラビアの経済都市「ダンマーム」
ダンマームは、石油産業の中心地として知られる工業都市です。近年は都市開発が進み、新たな観光地やビーチリゾート、ショッピングモールなども増えてきています。
ペルシャ湾沿いに広がるウォーターフロントエリアは散策にぴったりで、ローカルの暮らしに触れられるスポットも多くあります。
観光スポット
- ハーフムーン・ベイ(Half Moon Bay)
- キング・アブドルアジーズ世界文化センター
- アル・ホブ・スーク(Al Khob Souq)
- ダンマーム・コーニッシュ(Dammam Corniche)
山岳地帯にある避暑地「アシール地方」
標高が高いため夏でも涼しく、避暑地として人気のアシール地方。中心は「アブハー」です。
カラフルな伝統家屋や緑豊かな景観、ロープウェイでの空中散歩など魅力が詰まっています。
また、アシールの伝統文化や手工芸品、ローカルグルメに触れられる機会も多く、自然と文化をじっくり楽しみたい旅人におすすめです。
観光スポット
- リジャール・アルマー村(Rijal Almaa)
- ヒマーの文化地域(Hima Cultural Area)
サウジアラビアの旅行費用
サウジアラビア旅行の費用は、滞在都市や移動手段によって大きく異なります。首都リヤドやジェッダなどの都市部では、配車アプリ「Careem(カリーム)」やUberが利用でき、移動も比較的リーズナブルでスムーズです。
一方、観光地として注目されているアルウラなどの地方エリアでは、公共交通機関が少なく、専用車やチャーターサービスの利用が必要になることもあります。これにより、移動費が割高になる可能性があるため、事前にルートを計画しておくのがおすすめです。
また、複数都市を巡る周遊型の旅行を計画する場合や、現地ガイドを手配する場合は、その分費用もかかります。特に長距離の移動や、英語・日本語ガイド付きのプライベートツアーを利用する場合は、1日あたり数万円の追加費用がかかることもあります。
航空券 | 約15万円前後~(乗継便) |
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宿泊 | 5,000円〜30,000円/泊(都市・ホテルランクによる) |
移動 | 移動: 都市部はCareem/Uber、地方は専用車が必要な場合も |
ガイド付き観光や長距離移動 | 1日あたり1〜5万円追加の可能性あり |
食事 | 1,000〜3,000円/1食 |
ビザ: e-Visa | 約17,000円 |
サウジアラビアの料理
サウジアラビアの料理は、スパイスやハーブをふんだんに使い、素材の旨みを引き立てるシンプルかつやさしく奥行きのある味わいが特徴です。
中東全体に共通する料理も多く、地域や家庭ごとにアレンジされるのも魅力のひとつです。
肉料理が多く、ラムや鶏肉を使った炊き込みご飯や煮込み料理がよく登場します。
カブサ
サウジアラビアの代表的な炊き込みご飯料理。香辛料で味付けしたお米に、鶏肉やラム肉などをのせて炊き上げた一品で、家庭料理としてもお祝いの席でも定番です。
タブーリ
パセリ、ミント、トマト、ブルグルなどを使ったサラダです。さっぱりとした味わいと爽やかな香りが特徴で、食欲をそそる前菜です。
ババガヌーシュ
焼きナスをペースト状にして、練りごまやレモン汁、にんにくなどを加えたディップ。ピタパンと一緒に食べることが多く、香ばしい風味が人気の中東料理です。
デーツとサウジコーヒー
デーツはサウジアラビアでは欠かせない食べ物で、お土産としても人気です。
サウジコーヒーは浅煎りのコーヒー豆にカルダモンやサフランで香りを付けた飲み物です。デーツと一緒に供されるのが伝統的なスタイルで、この習慣はユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
レモンミントジュース
レストランやカフェでよく見かける爽やかなドリンク。レモンの酸味とミントの清涼感がクセになります。
サウジアラビアのお土産
デーツ製品
高級感あるギフトボックス入りのものから、チョコレートやナッツでアレンジされたものまで種類が豊富です。
デーツのシロップやデーツのお菓子は、スーパーでも購入できます!
デーツは栄養価が高く、美容や健康志向の人へのお土産にもおすすめです。
香水
バクール(香木)やウード(沈香)など、濃厚で個性的なアラビア香水は現地ならでは。小瓶タイプもあり、持ち帰りやすいです。
サウジアラビアに滞在中は、至る所でこの香りに出会うので、日本に帰ってからも旅の思い出が蘇ります!
アラビア雑貨
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