アメリカ入国時の長い待ち時間、ストレスに感じたことはありませんか?通常の入国審査レーンは混雑しやすく、長時間並ぶことも珍しくありません。
そんな悩みを解決するのが「MPC(モバイルパスポートコントロール)」アプリです。
この記事では、MPCアプリの詳細や、登録方法、使い方、よくある質問まで紹介しています。
これからアメリカへ渡航する方は、ぜひMPCを活用して入国をスムーズにしましょう★
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もくじ
アメリカ入国時の待ち時間を短縮できる!MPCとは?
MPC(モバイルパスポートコントロール) は、MPCは、アメリカ税関・国境警備局(CBP)が提供するサービスです。
事前にパスポート情報や税関申告など、アプリを通して無料で申請することができ、利用者はアメリカ入国時にMPC専用レーンを通ることができるため、通常の入国審査よりスムーズに手続きができます。
▼MPCは、下記の空港を含む対応空港で利用可能です。
ロサンゼルス国際空港(LAX) |
ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK) |
ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル、HNL) |
サンフランシスコ国際空港(SFO) |
シカゴ・オヘア国際空港(ORD) |
ダラス・フォートワース国際空港(DFW) |
マイアミ国際空港(MIA) |
ダラス・フォートワース国際空港(DFW) |
シアトル・タコマ国際空港(SEA) |
ボストン・ローガン国際空港(BOS) |
MPCアプリを利用できる人・条件
1. 米国市民・米国永住権保持者
2. カナダ国籍の米国B1/B2 VISA保持者
3. ESTA申請者で、ESTA認証による渡航が2回目以降の方
この記事を読んでいるほとんどの方が、3に該当すると思います。
初めてESTAを申請して渡航する人は、MPCアプリを使うことはできません。 過去に一度でもESTAを取得してアメリカに入国したことがある方は、MPCを利用することができます。
MPCとESTAの違い
MPC(モバイルパスポートコントロール) と ESTA(電子渡航認証システム) は、アメリカ入国に関して異なる役割を持っています。
MPC(モバイルパスポートコントロール)
入国審査の待ち時間を短縮するためのサービスで、事前に登録しておくと便利ですが、なくても入国が可能です。
対象者は無料で登録が可能で、現在は、一部のアメリカ主要空港で利用できます。
ESTA(電子渡航認証システム)
一方、ESTAは、ビザなしで渡航するための事前認証で、ESTA対象国の旅行者(観光・短期商用目的)は登録必須です。
ESTAがないと飛行機に搭乗することができません。渡航72時間前までにオンラインで申請を行います。2025年現在の費用は21ドルです。
MPCの登録方法
MPCアプリをダウンロードする
▼こちらからダウンロードできます
iOSはこちら / Androidはこちら
案内画面に従って次へ進みます。免責事項は下までスクロールして同意します。
最後に「レッツゴー」をタップ!
情報の登録
「新たな提出」をタップします。
アメリカへの入国手段を選びます
飛行機の場合、どこの空港で入国審査を行うか選択します。ターミナルを選択する必要がある場合は飛行機のEチケットで確認できますよ!
※アメリカ国内で乗り継ぎの場合、最初の乗り継ぎ地の空港で入国審査を行います
(例えば、日本からシカゴ経由でオーランドへ渡航する場合シカゴで入国審査を行いますので、MPCの空港はシカゴを選びます)
旅行者の情報を入力します
ここから同行者の登録も可能ですが、基本的には同行者もESTAを利用で2回目以降の渡航の方が対象です。
※一部の空港では、同行するお子様などESTA初回利用者でもMPC専用レーンを利用できる場合があります。
文書をスキャンする → パスポートから情報を読み取り
最初からやり直す → 手動入力する場合はこちらです
スキャナーを開いてカメラでパスポートから情報を読み取ります
すべての情報が正しく読み込めたら「パスポート」の横に★マークが表示されます
ただし!一部の情報が読み込めないケースが多いです!
「無効な文書です」と表示されている場合は一部読み込みができていません。
該当箇所を手動で入力し、すべて入力が完了したら保存をタップします
4桁の数字のPINコードを設定する画面になりますので(初回のみ)コードを設定し次に進みます
※こちらのPINコードは忘れないようにしてください
どなたと一緒に旅行されていますか?という画面で旅行者を選択し進みます
セキュリティに関する内容が表示されるので同意すると税関に関する質問へと進みます
※質問は全部で6つありますが、基本的にすべて「いいえ」の回答になります
すべての質問に回答すると、渡航目的を選択する画面に進むので、「ビジネス」か「娯楽(観光)」を選択します
申請内容に間違いがなければ、チェックマークを入れて「CBPフォームを保存」します!
これで日本での手続きは完了!
ESTA申請前でもMPCアプリの登録は可能ですが、ESTAがないと入国できないので申請をお忘れなく!
MPCアプリの使い方(アメリカ入国時)
アメリカ到着後にアプリを開く
「◯◯Airportに到着しましたか?」と表示されます。
スマホのモバイルデータ通信またはWi-Fiに接続後、「はい、今すぐ提出します」を選択します。
すると、顔写真の撮影が求められます。準備ができたら「カメラを開く」をタップし、カメラへのアクセスを許可します。
撮影が完了すると、4時間有効な「MPC領収書」が画面に表示されます。
現地でのネット環境やWi-Fi接続がなくても使える?
機内モードを解除し、到着後に空港のWi-Fiまたはモバイルデータ通信を利用してMPCアプリを起動する必要があります。
オフラインでは手続きを完了できないため、アメリカ到着後にインターネットに接続できる環境が必要です。
※ホノルル(ダニエル・K・イノウエ)国際空港では、入国審査場内で無料Wi-Fiが利用できます。
入国審査エリアでMPC専用レーンから入国審査へ
MPCアプリで事前申請を行った利用者専用の優先レーンに並ぶことができます。
係員に「MPC領収書」画面とパスポートを提示すれば入国審査は完了となります。
注意点
事前に登録した空港と着陸した空港が異なる場合、MPCアプリは利用不可になり、通常レーンに並ぶこととなります。
悪天候などで予定外の空港に変更になる場合は注意が必要です。
また、事前に登録した空港に着陸する場合でも、当日MPCレーンの設置がなかった!といった事例もありますので、余裕を持った旅程で行動されることをおすすめします。
よくある質問(Q&A)
MPCは日本語対応している?
はい、MPC(モバイルパスポートコントロール)アプリは、最新のバージョン2.9から日本語に対応しています。
ESTA更新後でもMPCは使える?
はい、ESTAを更新した後でも、以前にESTAを利用して米国に渡航した経験があれば、MPC(モバイル・パスポート・コントロール)アプリを利用できます。
パスポートを更新した場合、再登録が必要?
パスポートを更新すると、既存のESTAは無効となるため、新しいパスポート情報でESTAを再申請する必要があります。
また、MPCアプリにも新しいパスポート情報を登録し直す必要があります。
MPCはパスポートの代わりになりますか?
MPCはパスポートの代わりにはなりません。ESTAの代わりにもなりません。
入国には最低パスポートとESTAが必要です。さらにMPCアプリに登録することで、待ち時間が少ないスムーズな入国が可能となります。
MPCを活用しよう!
MPC(モバイルパスポートコントロール)アプリを活用すると、アメリカ入国時の待ち時間を短縮できます。ESTAで2回目以降の渡航者が対象で、事前にパスポート情報や税関申告を登録し、MPC専用レーンでスムーズに入国審査を完了できます。
ただし、着陸空港が変更されると利用不可になるため注意が必要です。アプリの登録・利用方法を事前に確認し、アメリカ旅行を快適にしましょう!
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